世界陸上競技選手権大会（ドーハ）

第17回世界陸上競技選手権大会がカタールのドーハで開催されています。大会期間は2019年9月27日～10月6日まで。

カタールでの開催は「暑さ」が問題視されており、現地の9月の平均気温は日中で40度前後、夜間でも30度前後までしか下がず、海が近いため湿度も非常に高いという過酷な条件が予想されていました。このため、マラソンなどのロード競技については、世界大会では市場初めて深夜～未明にかけての開催となっています。例えばフルマラソンは、男女とも現地時間の23時59分に号砲がかけられるという異例の対応です。

大会1日目に実施された女子フルマラソン、スタート時の気温は32.2度、湿度73.3%という厳しい環境の中、レースがスタートしました。68名の選手がレースに出場しましたが、脱水症状を発症するなどして途中棄権する選手が続出、完走できたのは40名。（完走率58.8%）

優勝したのはケニアのチェプンゲティッチ選手で、記録は2時間32分43秒でした。（歴代最遅記録）

日本代表選手は3名が出場、過酷なコンディションの中、谷本観月選手（天満屋）が粘りの走りで7位入賞を果たしました！

【女子マラソン　結果】

1位：Ruth CHEPNGETICH（ケニア）選手　2:32:43

2位：Rose CHELIMO（バーレーン）選手　2:33:46

3位：Helalia JOHANNES（ナミビア）選手　2:34:15

7位：谷本観月（天満屋）選手　2:39:09

11位：中野円花（ノーリツ）選手　2:42:39

　　　池満綾乃（鹿児島銀行）選手　途中棄権

男子マラソンは、大会9日目となる10月5日（土）に開催予定となっています。

日本代表は3名（川内優輝選手、二岡康平選手、山岸宏貴選手）が出場します！