ブログ

ホーム > ブログ > クリスマスとソックスの話

ここから本文です。

2019.12.24

クリスマスとソックスの話

Merry Christmas !!

いよいよクリスマスですね!皆様はどんな過ごし方をされるでしょうか?
今年は週の真ん中ということもあって、それぞれのご家庭で楽しまれる方や、日曜日に前倒ししてお祝いをしたという方もいらっしゃるようです。

今日はクリスマスということで、ランニングのテーマは一休みして、「靴下工場ならでは」のテーマでブログを書かせて頂きますね。

クリスマスとソックスの関係

クリスマスと言えば「サンタクロース」「トナカイ」「クリスマスツリー」など色々なものが思い浮かびますが、「靴下」もそのひとつです。
大きなクリスマスソックスにプレゼントが入っている様子や、ソックスをモチーフにした飾り付けもよく見かけますよね!

では、なぜクリスマスプレゼントは「ソックス」に入れられるのでしょうか?
それは「サンタクロース」の起源と同時に知ることができます。

サンタクロースって誰?

サンタクロースのモデルとなったとされるのは、4世紀ごろの東ローマ帝国・小アジアのミラ(Myra)の司教、聖ニコラウスの伝説です。
ニコラウスには様々な人助けの逸話が残されていますが、その中でサンタクロースの由来となったのがこの逸話です。

ある時ニコラウスは、とても貧しい家族の存在を知りました。その家族はかつては豪商でしたが財産を失い、貧しくなったために三人の娘を身売りに出さなければならなくなっていました。それを大変哀れに思ったニコラウスは、この家族を救うことを決意します。
ニコラウスは自分が助けていることをその家族に悟られないため、夜中に窓から暖炉に干してあったソックスに金貨を投げ入れました。
こうして二度投げ入れられた多額の金貨によって、長女と次女は正式な結婚をすることができました。
大喜びした父親は、金貨を投げ入れてくれた人にお礼をしたいと思うようになります。そしてニコラウスが三女を救うために、三度目に金貨を投げ入れたとき、父親はニコラウスの存在に気付き、その足元にひれ伏して涙を流して感謝したそうです。

もうお分かりですね!
ニコラウスが金貨を投げ入れたソックスが、「クリスマスソックス」の由来です。
この逸話が起源となって、「プレゼントをソックスに入れてくれる」というサンタクロースの伝承が生まれたんですね。

なぜニコラウスがサンタクロースのモデルに?

ニコラウスは教会では「聖人」とされているため「聖(セント)ニコラウス」と呼ばれます。
サンタクロースの伝承をアメリカに伝えたのは、17世紀に植民したオランダ人と言われていますが、この「セントニコラウス」をオランダ語にすると「シンタクラース(Sinterklaas)」となり、これが「サンタクロース」の語源とも言われています。
現在もヨーロッパでは聖ニコラウスの命日である12月6日は「聖ニコラウスの日」として祝われており、オランダやベルギーなどヨーロッパの一部の国では、前夜(イブ)の12月5日に「シンタクラース」がやってきてプレゼントを配るのが恒例行事だそうです。

あれ?クリスマスは12月25日では…?
その通りです。「クリスマス」というのはキリスト教のイエス・キリスト降誕を祝うお祝いの行事ですが、今ではそれとイコールの関係にある「サンタクロース」の起源と、実は全く別のお話だったんですね!

さて、今日はクリスマス・イブ。
良い子にはサンタクロースがプレゼントを持って来てくれる日です。皆さんの家に「クリスマスソックス」はもう用意してありますか?

それでは、今年も良いクリスマスを!!

一覧

Copyright © KITAI All Rights Reserved.

このページの先頭へ