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2020.09.11

“ランニングマスク”

“新しい生活様式”におけるスポーツ

マスクを着けてランニングをする……そんな日が来るとは思ってもいませんでした。

新型コロナウイルスの発生以降、日常生活では勿論のこと、屋内外を問わず運動中においてもソーシャルディスタンスの確保や飛沫拡散防止などの対策が推奨されるようになりました。2020年の年明け以降に開催された大規模な都市マラソンでも、多くのランナーが「マスク」を着用してスタートを切る様子などが印象的なニュースとして報じられ、これまでの常識を覆す光景に「そこまでしなくても…」と思った方も多いのではないでしょうか。

しかし、新型コロナウイルスに関連する様々な研究が進められ、飛沫対策の有効性やそれをしなかった場合のリスクなども合わせて認められていく中、日常生活だけでなく屋外でランニングを楽しむ時にも、何らかの形で口元を覆うことによる飛沫感染対策が求められるようになってきました。

ランナーの試行錯誤

ランナーにとって口元を覆うことは、呼吸を妨げ、パフォーマンスを低下させるため本来不要なこと。収束の目途が立たないコロナ禍の中、これまでと同じように運動でき、なおかつ飛沫拡散も抑えられる方法を求めて試行錯誤が始まりました。

まず、日常生活において風邪予防や花粉症対策の目的で着用される「不織布マスク」。これを着用してランニングするとどうなるでしょうか?残念ながら、すぐに息苦しくなって走り続けることはできません。呼吸が激しくならないように出来る限りゆっくり走ったとしても、マスク内部にこもる呼気や汗によって蒸れ、不快になってしまいます。

不織布マスクはコロナ禍によって需要が急激に上昇し、入手困難な時期もありました。これを解決するべく登場したのが「布マスク」です。マスク本体が布生地でできているため繰り返し洗って使うことができます。不織布より通気性が良いものも多く、息苦しさを解決できるかに思われました。しかし布マスクは基本的に普段使いを前提としたものであり、スポーツで使用できる程には通気性がありません。また、汗をかくスポーツには不向きの素材(例えば綿など)であることがほとんどでした。

ネックゲイターを活用!

そんな中、ひとつの答えとなったのが「ネックゲイター」です。シンプルな筒状の生地で、様々な使い方のアレンジができるアイテムです。これを着用して口元が覆えるところまで引き上げて使うことにより、飛沫の拡散を抑えるマスク代替品として活用できます。ネックゲイターは元々スポーツやアウトドア用途に設計されたアイテムのため、ポリエステルやナイロンなどの化繊素材が中心で、生地は薄く、通気性や速乾性に優れたものが多く販売されています。また、首元まで覆うことができるため、紫外線対策も兼ねることができます。当初はシンプルな筒状の生地だったため、ランニングで使用した場合、ずり落ちやすいといった問題もあったようです。しかし現在では、追加された「耳掛け」によってずり落ちを防止できる新商品や、生地の通気性をアップさせた新商品なども登場してきています。

「走れるマスク」を作ろう!

なかなか収束が見えないコロナ禍の中、これまでと同じようにランニングを楽しみたいと考えている方は大勢いらっしゃいます。しかし、どうしても安静時より呼吸が大きくなるランニングと、感染拡大対策とを同時に行う方法が見つからずに困っている方も同じぐらい大勢いらっしゃいます。
そこで、ランナーの「もっと自分らしく」を応援する私たちERGOSTAR(エルゴスター)も、スポーツ時の飛沫対策アイテムを世の中に提案するべく、ブランドの主な商品であるソックスの枠を超えて新商品の開発に乗り出しました。

「エルゴスター ランニングマスク」誕生!

私たちは、アイテムの基本的な形状が「マスク」であることにこだわりました。例えば「ネックゲイター」をマスク代替品として使用した場合、その形状によって首元までの広範囲を生地で覆うことになります。これによって紫外線対策ができるというメリットがある反面、首元に熱がこもって「暑さ」を感じてしまうことがありました。また、すべてのネックゲイターに耳掛けが付いているわけではなく、耳掛けが無い場合は「ずり落ちやすい」というストレスが残ってしまいます。生地で覆う部分は最小限に、ランニングにおいても簡単にずり落ちない形状……それは「マスク」の形状以外にありませんでした。

  • ランニング中の大きな呼吸をなるべく阻害しないこと
  • 口元からの飛沫拡散を低減できること
  • 不快な蒸れをなるべく少なくできること
  • 身体からの放熱をなるべく阻害しないよう、首回りを生地で覆わないこと
  • 着用するランナーの気分が上がるような色とデザイン

これらを目指して開発したランニング用スポーツマスクが「エルゴスター ランニングマスク」です。

マスク本体の生地が二重構造になっており、内側をメッシュ編みにすることによって息苦しさを改善。息を吸った時、マスクの生地が口に張り付いて呼吸が阻害されるのを防ぐことができます。同時に、マスク本来の目的である飛沫防止機能を確保するため、外側の生地は天竺(プレーン)編みとしました。これにより、内側の生地がメッシュであっても飛沫が外に出るのを抑制することができます。メッシュの大きさや範囲も複数パターンを試作し、本来の目的である飛沫防止機能や着用感も考慮して、最適なバランスを決定しました。


外側(天竺編み、飛沫拡散を低減)


内側(メッシュ編み、通気性◎)

「本当に走れるか?」ということにもこだわり、開発段階では実際に着用してランニングすることによって検証を行いました。調整してはランニング、また調整してはランニングの繰り返し……幾度となく試作&試走を重ねて、ついに「走れるマスク」が完成しました!

【サイト内リンク】
これなら走れる!運動中でも呼吸しやすい特殊構造ランニング用スポーツマスク | エルゴスター ランニングマスク(ER-5003)

安心・安全・高品質

私たち、ERGOSTAR(エルゴスター)は「日本国内生産」にこだわります。ランニングマスクも、もちろん日本国内の自社工場製。アルコール消毒やマスク・手袋の着用など、衛生管理を徹底した現場で生産しています。生産は編み機を使って糸をマスクの形に編み立てるところからスタートします。検品やロゴ刺繍などの工程を経て、ランニングマスクが出来上がります。お客様に安心してお使い頂けるよう、生産工程の最後にはソーピング(洗濯)を行ないます。業務用の大きな洗濯機ですが、ご家庭での洗濯と同じように洗濯ネットに入れ、大切に洗います。洗濯後の乾燥は、平置きタイプの乾燥機を使ってゆっくりと乾燥。工場には効率の良いタンブラー乾燥機もありますが、マスクの生地を傷める可能性があるため使用していません。一度に大量生産することはできませんが、品質管理・衛生管理を優先して生産しています。

  

多種多様なマスク商品が登場!

コロナ禍によるマスク需要の高まりを受けて、様々なメーカーが多種多様なマスク商品を発売、今も続々と新商品が発売されています。機能性やデザイン、快適性などを追求した様々なマスクが登場することにより、消費者にとって選択の幅がどんどん広がっています。マスクの好みも人それぞれ千差万別。たくさんの選択肢の中から「自分らしいマスク」を見つけて、新しい生活様式でのスポーツを楽しみましょう!

【サイト内リンク】
これなら走れる!運動中でも呼吸しやすい特殊構造ランニング用スポーツマスク | エルゴスター ランニングマスク(ER-5003)

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